治そうとする手ではなく、感じ取れる手に

2022年12月01日（木）

京都は堺町、
お灸での治療をメインにしている
お灸堂さんに行ってきました。

お灸堂さんを知ったきっかけは
もぐさんの箱きゅうでおなじみ
山正さんの雑誌がきっかけです。

院長の鋤柄先生は治療だけでなく
患者さんへのセルフケア＝『養生』を
伝えることを大切にされています。

忙しい中来てくれた患者様に
また来週も来てください
という非現実的な提案ではなく、
お灸というツールを通して
セルフケアができるようにと
書籍の出版なども尽力しておられます。

まさにワンシープのお客様と
センテナリアン（100歳以上の長寿）を
目指す私には明確な
鍼灸師としての将来像が描けた瞬間
でもありました。

※今回想いが溢れすぎて長文ですわ！
ついてきてみんな！！

そんな想い昂ぶるなかの来訪。
雑誌やInstagramでも伝わる清潔感
でしたが実際はやはり
画像以上にステキな空間でした。

内装だけでご飯が三杯イケる鍼灸院は
初めてです。
院長に伺ったところ
やはり相当にチカラを入れたご様子。

問診票もかわいらしい字体や人体図で
いかに患者さんを
空間からほぐしていくかに
こだわりが感じられます。

お灸専門なのに
壁やリネン類をホワイト基調にする
潔さも、
（お灸の煙で
手入れしないと壁がすぐ黄ばむ！！）
問診の時にちらりと見える
院長の指先に染み付いたお灸跡も
なにもかもかっこよすぎました。

ほら、天井の写真を見て下さい！

鍼灸院に
こんなにお洒落なダクトがありますか？

『ダクトがお洒落すぎる！
カフェに居るみたいだ！！』

とベッドに仰向けになったあとも
興奮冷めやらぬまま施術が始まります。

※施術着が用意されてますので
服に匂いはつきません。

ここからは鋤柄院長のモットーである
『患者さんに
施術前と後の身体の違いを
体感して頂く』
をまさに体感していきます。

お腹の張りや身体の固い部分を
一緒に確認しながら
お腹への箱灸や
背中への温灸を
行っていきます。

雑誌のインタビューでも思いましたが
鋤柄院長の言葉選びが私は特に好きで、
難しいワードを使わず
いかにわかりやすく
今の身体がどうなっているかを
伝えてくれるのです。

途中は
私が鍼灸学生であることを配慮して
教科書ベースの東洋医学概論のお話しを
沢山して下さったのも
とても楽しかったです。

お灸自体は刺激的な熱さではなく
その一歩手前、なんとも丁度いい塩梅。

あぁたまらんなぁとまどろんでいると
すかさず鋤柄院長の金言が
降りかかります。

「治療しながら
患者さんの身体の変化を読み取れないと
適切な治療にはなりませんからね」

お灸を据える手よりもその反対の手で
どれだけ緩んでるか温まってきているか
を感じとることの方が大事。

もうね…相当刺さりました。

リラクゼーションのセラピストも
そうですよね。
私の技術とくとご覧あれ！！系の施術を
されるととっても疲れませんか？

そして
私も気をつけないと
そんな施術になってしまいます。

もうこれは治療だけでなく
全てのコミュニケーションにおいて。
仕事・恋愛・育児にも通ずるものが
あります。

してあげようよりも前に
相手がどういう状態かを感じ取る。

改めて傾聴と問診、触診の大切さを
実感しました。

鋤柄先生のお陰様で
ひとかわ剥けたながとも、
購入した書籍にサインももらい
ホクホクでの帰路となりました。

お灸が好きな人だけでなく
気になってるけどまだ怖い…
な初心者さんにはうってつけの院です。

《Todays Salon》

⚫︎お灸堂
〒600-8191
京都府京都市下京区堺町21番地 jimukino-uedabldg304号室

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営業時間9:00〜21:00

☆私はホームページからネット予約
しました！

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