ぼくは種をまく人になりたい

2023年01月05日（木）

東京は両国駅から徒歩10分、
江島杉山神社の隣にある
杉山鍼按治療所に行って参りました。

実は江島杉山神社への来訪は2度目。

今秋、江島杉山神社にて開催された
深谷灸勉強会での参加が
きっかけでした。

神社の社殿内で、
プロの方も学生の方も混じって
技術を研鑽するとても豊かな時間
でした。

初代深谷伊三郎先生のご子息である
新間英雄先生から直接竹筒を買えたのも
嬉しかったです。

そんな気の良い場所にある治療院。
しかも学割がきいてペアでの来院なら
治療の見学も出来るとのこと。

さっそくTwitterで募集をかけ
同じ地元の鍼灸学生さんと繋がり、
冬休みに入ってすぐに来訪しました。

治療院の中は患者さんも居たため
撮影はできませんでしたが
ホームページの写真で
雰囲気が伝われば幸いです。

私たちを担当してくれたのは
経絡治療を専門とする宮澤先生。

「弱視なので
ご迷惑おかけするかもしれませんが、
私のことをうまく避けながら
見学して下さいね。
質問もなんでもしてください」

と
丁寧なカウンセリングから始まります。

先手は私から。経絡治療には必須の
脈診と腹診から始まるのですが、
その触察がめちゃくちゃ優しすぎて
驚きます。

「左手は添えるだけ…」

あの名台詞が頭の中を駆け巡ります。

思わず同行の学生さんも
「今のでわかるんですか？？」
と突っ込みます。

私も思った。
と心の中で共感しましたが
その後の治療で身体が緩んでいったので
汲み取れていたのですよね…
まじスラムダンク腹診。

宮澤先生の鍼治療は
主に接触鍼やてい鍼などの
刺さない鍼でのアプローチのため
鍼刺激や刺入感が苦手な方も
おススメです。

後手の学生さんは
3年生で国試前なこともあって
少し気が急いてる様子が
一緒に居て感じ取れました。

ですが
宮澤先生の治療によって副交感神経が
優位になったのか身体が緩んで
睡魔に襲われている様子がわかります…
凄い。

本当に見えてないのかしら？と
疑ってしまうくらい私たち二人の施術を
ささっと済ませた宮澤先生。

出口へのご案内の際に思いっきり
パーテーションにぶつかっていました。

治療モードになるとみえるもの、
伝わってくるものがあるのでしょうか。

去年から様々な鍼灸治療を受けて、
患者さんを治そうとするよりもまず
身体の状態を感じ取ることの方が
大切なのではないかと思い始めた今。

「施す手よりも受容する手に」

を
2023年の目標にしようと決意できる
治療体験でした。

これもひとえに
各地での素敵なご縁のおかげ様です。
良い出会いに恵まれた2022年でした。

冒頭の言葉は杉山神社で
灸法臨床研究会の主任講師をされていた
福島哲也先生のものです。

12月に急逝された福島先生のご冥福を
お祈りいたします。

もっと先生から
お灸を習いたかったです。

杉山神社での勉強会は
今年も参加したいものばっかり…
学内模試と被らないことを願います。

ご同行下さる
鍼灸師さん鍼灸学生さんのお声かけも
どしどしお待ちしております！
一緒に鍼灸楽しみましょう。

#江島杉山神社
#深谷灸
#鍼灸学生と繋がりたい