どうか全てフィクションであってほしい…ホンモノのクズ☆自叙伝

2022年02月01日（火）

2020年にM-1グランプリ決勝進出、
爆笑問題が看板のタイタンに所属する
若手芸人ウエストランド。

の世間でいう【じゃないほう芸人】の自叙伝を読みました。

テレビで躍進を魅せる
井口さんを相方に持つ河本さんは、
M-1後にある程度のバラエティ番組を
コンビで一周したのち
河本さんだけ二週目に声がかかることはなく…

現在は元通り工務店のバイトを続けています。

ウエストランドを好きになった最初の頃は
「芸人の割にはシャイなだけなんだ」
と思っていました。

とんでもない勘違いでした。

彼が持っているエピソードトークは
地上波に乗せれないものしかないのです。

※ギリギリ話せるのは
事務所の忘年会で太田光代社長と
過ちをおかしそうになったことくらい

この本を執筆されている時にラジオで

『薄い内容をさらにうーすくする作業をしよる』

と河本さんは語っていましたが
とんでもない。

十数年交際した彼女が居るのに浮気して、
包丁を向けられ、勢い止められず
そのまま刺さったとか

娘のために何としてでも
お金を家に持って帰らなければいけない
と誓うその舌の根渇かぬうちに
保険金の解約料で風俗に行くとか

どこが薄く伸ばしているのか…

一行一行の破壊力に耐えられないので
もう少しAメロ長めにしてほしい…

がっつり不倫していた話が
時系列的に私が出待ちするくらい
応援していたと知った時は
歯がグラグラしました。

『盛る』とか『起承転結』とか
器用な方ではない（失礼）ので、
ファンしか読まないのに
ファン減らしてどうするんだ？と

心配になるくらいありのまますぎる内容です。

こんなにどうしようもなくても

相方がいたり
家庭を持てたりするのは
もはや運でしかない。

天性のクズを引っ張り上げる
クレバーなパートナー側の本音も
聴いてみたいけど

また歯がグラグラしそう。

何度裏切られても呆れても
向き合える辛抱さを
私ももう少し持ったほうがいいのかも
と勉強になりました。

※DMとか送ったりして繋がらなくて
マジでよかったー！！

Kindle Unlimitedの方なら無料で読めます。

『私全然まだ大丈夫かも』
と勇気づけられます。

10〜15分くらいで読めるので、
仕事でミスして落ち込んで帰る電車の中とかで
読むのにオススメです。

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