第40回耳鼻咽喉科漢方研究会学術集会に参加しました。
「漢方と鍼灸の併用により持続性知覚性めまい(PPPD)が改善した一例」にて筆頭登壇者として症例報告をさせて頂きました。
質疑応答の時間では「接触鍼という刺さない鍼でなぜ効果を得れるのか」「漢方と鍼灸はどちらが早く効果が出たのか」などと漢方と鍼灸の併用に関することや接触鍼のご質問を頂きました。
「痛みに対しての恐怖感が強い患者であること」「漢方外来時に医師が患者とラポールを形成した後に鍼灸を紹介したこと」など、それ漢方診療センターの持つ組織の仕組みや接触鍼の良さを活かせた症例となったのではないかと思います。
集会の参加者は300人くらいだったそうです。参加者はほぼ医師なので鍼灸の質問を沢山頂いたのは嬉しかったです。座長の森田由香先生に「是非HADS(抑うつ尺度)のスケールも取ってみて下さい」と具体的なアドバイスも頂けたので、早速今後の臨床に活かしていこうと思います。
今回は初めて自身が患者さんに関われた症例報告を出せたので非常に感慨深い学会となりました。まだまだ若輩者の私にどんどんチャレンジの場を与えて下さる小川恵子教授といつも助けて下さる医師と鍼灸師の先輩に感謝申し上げます。
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ツムラさんが前泊におさえてくれた品川プリンスホテルの夜景が地面師での山本耕史を彷彿とさせる都内の一望っぷりでした。そんな夜景を見ながら先輩鍼灸師と最後のスライドチェックをしました。